質量特性/剛体特性計測 レゾニック・ジャパン
Inertia Measurement: Mass, Centre Of Gravity and Inertia Tensor

Resonic P Resonic P

Resonic-P: 20kgまでの供試体を簡単に計測が可能

Resonic-Pの計測システムはキャリアと2つの水平の支持台で構成されています。 キャリアに取付けられたボールスタッドによって簡単に支持台に懸架することができます。

被計測物がキャリアに取付けられ、2組のボールスタッドを9通りの組合せで水平の支持に懸架し、それぞれの懸架時の自由振動をレーザー変位計によって計測し、Resonicソフトウェアに送信します。ソフトウェアは20kgまでの計測対象の質量特性を高い精度で算出します。

測定サービスに使われるResonic振り子式計測は、Resonic 4Pと20Pシステムになります。Resonic 4Pは卓上用計測器で4kgまで計測可能です。Resonic 20Pはより重い供試体が計測でき、20kgまで測定が可能です。測定対象物の例は、リム、フライホイール、クランクシャフト、無線ヘリコプター、小型衛星、ゴルフクラブのヘッド、ロボットツール等になります。

計測対象物を懸架したキャリアは水平面上の2点で非常に簡単に支持されます。これはキャリアの表面にあるいくつものボールスタッドによって支持されます、すなわち、キャリアに取付けられた2組のボールスタッドの全ての組合せで支持が可能です。それぞれの組合わせにおける自由振動を、アームで固定されたレーザー変位計によって計測します。

測定では、供試体が取り付けられているキャリアを手動にて再配置する必要があるため、Resonic-Pは、その再配置が容易にできる20kg以下の供試体を計測するのに特化した計測器になります。

ステップ1 供試体をキャリアに取り付けます

ステップ2 キャリアは2つのボールスタッドによって水平面に2点支持されます。

ステップ3 供試体を手で加振します

ステップ4 Resonicソフトウェアはあらかじめ設定された時間、自由振動を計測し、その間、次のキャリアを支持し再び自由振動させるための2つのボールスタッドの組合せを決定します。

ステップ5 2組のボールスタッドの9つの異なる組合せで計測したのち、ソフトウェアは計測対象の重心位置と慣性テンソルの両方を算出します。組合わせの回数を9つの組合わせより増やすことによって、さらに高い精度を達成することも可能になります。

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